夏の思い出
休み独特の倦怠感がすごい。鬱々としている。
またこれ以上だらだらしてると余計なことに体を奪われると思って
無理やり外に出ようとしても
例年通り定期が無いし、天気も悪い
そういうわけで近場のプールに出かけた
前回行った時は、「おしっこ禁止!特定も辞しません」みたいな張り紙があって
犯人がいないか戦々恐々として泳いだんだけど
今回はその貼り紙もなくて、
おしっこ事件を解決に導いた英雄よ幸あれと思いながらプールに向かった
行ったのが夜の7時ぐらいだけあって人はおじさんおばさんばかり。
俺より若い人はまず間違いなくいない
みな黙々と泳いでいる
そのおじおばに交じって泳ぎ始める
前回行った時はなんだかんだと七、八百メートル泳いで
さすが昔
「今何メートル泳いだか。あとどれくらいで終わるか」しか考えない癖に
スイミングスクールに通い続けただけあるな
と満足したので、今回もそれぐらいを目標に泳ぐことにする
みよ、このフレッシュなパワーを!貴様らにはない勢いというものがあるだろう!
と意気揚々と休憩なしで泳ぐこと100メートル
疲れた。
これはいったん体制を整えよう、ちょいとはしゃぎすぎた
このペースで泳ぎ続けると開始15分で退室ということにもなりかねない
プールの縁で体力を回復させよう
ちなみにこのプール、プールサイドにはきちんと休むためのスペースがあるのに
誰一人としてこのスペースを利用せず、
少し縁で休憩しては泳ぎ始めるというスタイルを採用しているため
休憩スペースを使うことができない。
少しの休憩で泳ぎ続けられるとは元気な中年たちである
仕方なしに縁で休憩し、他の人から
「こいつまだ休んでるの」的な視線が来たら、
50メートルほど泳いで、また休むという作戦をとることにした
僕は50メートルをカウントするマシンと化し、泳ぎ続けた
まさに少年期の面白くもないのに仕方なく泳ぐという気持ちを再現である
というか気分を変えるためにプールに来たのに、なんでマシーンと化してるんだよ
と突っ込んであげたい
この作戦を続けること数回
50メートル泳ぎ、次の休憩に入ろうとすると
プールの縁が既におっちゃん2人によって占領されている!
おい俺の作戦がもろくも崩れ去っちゃったじゃねーか。
休憩させろよ!俺は騙し騙しやる派なんだよ
休憩させろ休憩。てか誰かプールサイドに座れよ。一人じゃ休みづらいんだよ
俺はお前らと違って回遊魚じゃないんだよ
ヒト科ヒト目ヒトだから水の抵抗が強いんだよ。
この魚人!鮫肌!シャークオンダーツ!
占領軍め。私はこの屈辱を忘れはせんぞ!
I shall return!
そう叫びながら(心で)またクロールを始めた
うーん、さっきから足に違和感を感じてるんだよな
いや別にだから何というわけでもないけどね
でもまぁ気分転換に来たんだから別に無理矢理泳ぐ必要はないし
変な泳ぎ方で癖がついちゃっても困るしね
うん
開始から30分、見事な戦略的撤退であった。
もうしばらくはプールに行くことはないだろう
なんともつまらない夏の思い出であった
↑縁が占領軍の統治下にあるので休憩できない様子
おしまい
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